2016年12月30日金曜日

今年の私事の10大ニュース

ひさしぶりの、ブログアップです。今年の私事の10大ニュースを考えてみました。

10位 救急患者が増えたたため、看護師・医師のユニフォームをスクラブに統一し、動きやすくなりました。

9位 三重大学・大阪大学から招聘され、心不全の講義をすることで、両大学の先生達と交流が持てました。

8位 責任編集者として、「真っ向勝負の大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症」が発売されました。

7位 日本心不全学会で、教育講演をする機会を頂きました。

6位 体脂肪率を13%まで落とすことができたが、 中近両用メガネをかけるようになりました。

5位 1冊目の単著「新しい心血行動態入門」が増版となり、第6版となりました。

4位 3冊目の単著「高血圧治療に何か抜けていませんか?」(先端医学社)が発売されました。

3位 日本循環器病学会心不全治療ガイドラインの協力者に指名され、日本の心不全治療の方針を決める会議に出席できるようになりました。

2位 新患が新規開業してから10000人を突破しました。中国から、あるいは東京など全国から患者さんのご紹介を頂くようになりました。

1位 両親含め家族が大病せず1年を過ごせました。

趣味がないので、仕事の事ばかりになりましたが、健康のありがたさを、歳をとるごとに感じます。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。よいお年をお過ごしください。

年始は1月4日より通常診療いたします。

2016年10月1日土曜日

新しい本が発売されました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4865502130/

H28.9.30 私の3冊目の単著が発売されました。医師・薬剤師・看護師向けの本です。

高血圧治療で最も重要なことは、塩分を控え、適度な運動を行うことです。そして、血圧が十分下がらなければ、お薬ということになります。

高血圧の薬を飲むときでもっとも危険なのは飲み忘れです。降圧薬の副作用の90%は飲んだり飲まなかったりすることにより生じるといわれています。飲み忘れる患者さんの問題ではなく、飲みやすいような処方を医師もする必要があるというような内容です。Amazonで発売中です。

2016年9月13日火曜日

大阪大学大学院で講義

平成28年9月7日 大阪大学の招請教員として、大阪大学大学院循環器内科で、重症心不全・移植専攻医育成プログラムで、講義をしてきました。開業医が、大学の先生方の前で1時間半講義するという形式は珍しいですが、循環器内科坂田教授の広く門戸を広げ、知識を得るという素晴らしいスタンスのおかげです。

緊張はしますが、逆にいろいろ勉強できて、こういう機会も楽しいです。


平成28年9月10日 福岡でU40心不全ネットワークという40歳以下の心不全のエキスパートを目指す若者たちに、心不全の外来診療の神髄というタイトルで講義依頼を受け、行ってきました。

若い先生の熱気で、充電されました。





教育をするということは、自分を教育するということだと、常々思います。

2016年7月17日日曜日

御礼

御礼
本日にて開院7周年を無事迎えることとなりました。
 父の時代から通院していただいている20,000人の患者様、および新規開業以来お越しいただいている9,767人の様患者様には、数あるクリニックの中で当院を選択していただき心より御礼申し上げます。患者様ひとりひとりに合った診断・治療をこれからも提供し、患者様も含めてスタッフ一同チームとなって、患者様の健康維持に努めていきたいと思っております。

 より多くの情報を共有するため、スタッフの方から診察前に、症状であったり、お薬の飲み残しの数を確認させていただいたりしておりますので、いつもと変わった症状がございましたら、気軽に看護師にお伝えください。



 また、患者様をご紹介いただいた先生方、誠にありがとうございます。近隣の開業医の先生、病診連携の諸病院の先生には心より御礼申し上げます。また、名古屋、東京、福岡をはじめ様々な場所から、患者様をご紹介いただいた他県の先生方にも、この場をお借りしまして御礼申し上げます。患者様の体調が芳しくないときに、精密検査や入院加療をお引き受けいただいた病院の先生方にも、心から御礼申し上げます。
 8年目を迎え、開院当時からの「あなたの健康についていっしょに考えましょう。」という理念と、「大学病院レベルの医療をカジュアルに」というコンセプトで、今後も皆様の健康維持のお手伝いをしたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

2016年6月29日水曜日

プレゼンテーションについて思うこと(4)~若き循環器医へ~

今日はスライドの構成についてお話します。

学会発表と、教育講演と分けて考える必要があります。

学会発表のためのスライドは、講演内容がそのまま論文のintroduction, methods, resultsになるようにすべきです。2度手間にならないように、その内容が論文になるように構成するのがいいでしょう。学会発表では、私達はセールスマンです。reviewerになってくれそうな先生たちに対して、ライバルたちに対して、新しい発表に関係した薬剤やツールをもっているカンパニーに対して、資金援助してくれそうなサード・パーティーに自分の発表を売り込むための、絶好のステージです。自分の発表をキラキラに見せるように磨いていかないといけません。

教育講演では、わざわざお金と時間を費やして聞いていただいている聴衆に何かを持っていっていただかないといけません。基本はgive, give, giveの精神が必要となります。

では、introductionあるいはbackgroundsについて考えていきましょう。

論文を書くとき、introductionは3つのパートに均等に分けられます。初めの1/3は一般的な研究の内容、いわゆる背景になります。真ん中の1/3は読者に対するアピール、すなわち今まで何がわかっていて、何がわかっていないかを書くことが重要です。最後の1/3は査読者に対するアピール、すなわちどのようなmethodsやどのようなアプローチがこの研究で目新しくて、論文になる価値があるのかを述べます。

学会発表も、そのまま論文になるため、その手順に従ってスライドを作れば、論文を書くときの手間が省けるでしょう。

教育講演では、聴衆の注意を引かないといけないので、introductionの最後には、聴衆に寄り添っていないといけません。対象が研究者か、臨床医かによって、方法は異なります。研究者にとっては、遺伝子を扱っていいる先生であれば、遺伝子の話をintroductionで述べれば、聴衆に寄り添っていることになりますが、臨床医にはちんぷんかんぷんとなるかもしれません。Targetingが必要です。

2016年6月28日火曜日

プレゼンテーションについて思うこと(3)~若き循環器医へ~


スライドの原則を挙げます。繰り返しになりますが、あくまで僕の方法で絶対ではありません。

1. スライドの色を統一させる

  背景のスライドの色がバラバラだと思考が中断します。そのわずかなロスがもったいないです。間に合わない場合は仕方ありませんが、自分でひとつひとつそろえるか、白の背景にするとそろえやすいかもしれませんが、高齢者が多いとまぶしくて細かい字が読めません。対象を考えることも重要です。

 チームでスライドの背景を統一していくと、使いまわしができます。

 

2. フォントを統一する

 論文とスライドでは見やすさがfontにより異なります。欧米人は論文では鍵のつくTimes New Romanが読みやすいのですが、スライドではarialのような鍵のないfontの方が読みやすいそうです。日本人でも、紙ベースなら細明朝体のような文字が、スライドではゴシックが読みやすいと思うのですが、これは好みによるかもしれません。スライド毎にフォントが違うと、もらったスライドだなと僕は評価します。

 
3. 1スライド、1メッセージにするため、余分な情報は削除する

 スライドで説明しない表記はすべて削除する。特に、自分のデータでない場合は必要です。こうすることで、言いたいことが強調されますし、たくさんのスライドが提示できます。

4. ギラギラした配色を使わない

 これも好みによるかもしれませんが、強い色が多いと、主張が強すぎて、思考が切れる気がします。

5. 表は極力使わない

 目で追える情報は鍵られているので、図に作り直す方が、目で読む時間を短縮でき、話を聞いていただける時間が増えると思います。

 スライドを作るときにどれだけ準備するかで、講演の質が代わると思います。

2016年6月26日日曜日

プレゼンテーションについて思うこと(2)~若き循環器医へ~

今回から、スライドの構成に関して話していきましょう。
内容はみなさんの先輩方がご存知だと思いますので、原則をお話しします。

キーワードはいかに聴衆の注意・思考を切断しないかということだと思います。そのために、注意している点は3点です。

1. 初めに時間を述べる

 学会のように時間が決まっていて、みんながそれを把握している場合は別ですが、ざっくりとしたプログラムで開始時間も聴衆の入りでずれることもあります。「今日は、心不全について約45分話させていただきます。」というと、何時に終わるか心構えを持っていただけます。こんな話後30分も聞けないやと思った方に、帰るという選択肢を与えることもできます。時間は一番貴重なものですから、むやみに奪うことはできません。また、そういうことで、自分の覚悟も決まります。45分しか話せないんだと。

2. Mapを渡す

 どのような話になっていくか、どきどきさせるのも上級テクニックですが、聴衆に安心していただくためには、どのような順番で話が進み、今どこなのかわかるように、適宜Mapを提示し、現在地を示します。こんな話後半分も聞けないやと思った方に、帰るという選択肢を与えることもできます。繰り返しになりますが、時間は一番貴重なものですから、むやみに奪うことはできません。また、自分のトークの進行状態の確認にもなります。

3. 講演自体が一問一答である

 講演自体が一問一答であり、そこにたど着くための物語と僕は考えています。ですので、タイトルと最後のスライドをくっつけると、一問一答になるようにしています。